Devin AIとは？料金プランを知る前に押さえておきたい基本情報
Devinは、Cognition Labsが開発した完全自律型AIソフトウェアエンジニアで、従来の開発支援ツールとは異なり、コード生成からデバッグ、デプロイまでを自律的に実行できます。その特徴的な機能には以下が含まれます：
- 独自のブラウザ搭載：APIを通じてドキュメントを取得し、ソフトウェアの使い方を自ら学習
- リアルタイム進捗報告：人間のオブザーバーが作業過程を追跡し、必要に応じて修正指示が可能
- 自動デバッグと最適化：エラーを自動検出し修正する能力を持つ
- 継続的学習：過ちから学び、時間とともに向上する適応性
SWE-benchでの評価では13.86%の問題を解決し、従来モデルの4.90%を大きく上回る性能を示しています。料金体系はCoreプラン（従量課金制、20ドルから）とTeamプラン（月額500ドル）の2種類があり、企業向けにはカスタムプランも提供されています。
2025年版Devinの料金体系：CoreプランとTeamプランの詳細を比較
Devin 2.0では2025年4月のアップデートにより、従来の月額500ドルのTeamプランに加えて、20ドルから始められるCoreプランが追加され、より手軽にDevinを試せるようになりました。以下の表で両プランの詳細を比較します。
| 項目 | Coreプラン | Teamプラン |
|---|---|---|
| 初期費用 | 20ドルから | 月額500ドル |
| 課金方式 | 従量課金制（月額契約なし） | 月額固定+従量課金 |
| ACU単価 | 2.25ドル/ACU | 2.00ドル/ACU（約11%割引） |
| 初期ACU | 約9ACU（20ドル分） | 250ACU/月 |
| 同時セッション数 | 最大10 | 無制限 |
| ユーザー数 | 無制限 | 無制限 |
| 主要機能 | エージェントIDE、Interactive Planning、Devin Search、Devin Wiki | Coreの全機能+Devin API、早期機能リリース |
| API利用 | ❌ | ✅ |
| 自動チャージ | 設定可能（残量が指定値を下回ると自動購入） | 月額250ACU消費後は自動チャージ |
| サポート体制 | 限定的 | Slack専用チャンネル、オンボーディングサポート |
Coreプランは月額契約が不要で、使った分だけ支払う形式のため、個人開発者やスタートアップの試験導入に最適です。初期費用が安く（20ドルから）、必要に応じてACUを追加購入できる柔軟性があります。一方、Teamプランは固定月額制で、ACU単価が割安になるほか、API連携や機能アップデートの先行利用が可能です。
注意点として、Coreプランは従量課金のため、頻繁に利用する場合はTeamプランの方がコスト効率が良くなる可能性があります。ACUの消費を抑えるコツとしては、Devinがアイドル状態のときはACUを消費しないため、使用していない時間を最小限に抑えることが重要です。
今すぐ200ドル分のクレジットを入手するにはこちら↓
どちらが得か？従量課金（Core）と定額制（Team）の使い分けポイント
Devinの料金プランを最適に選ぶには、使用頻度と用途に応じた判断が重要です。Coreプランは初期費用が低く（20ドルから）、使った分だけ支払う従量課金制のため、以下のケースに適しています：
- 個人開発者やフリーランス、小規模チーム向け
- Devinを試験的に導入したい場合
- 使用頻度が低い、または不定期な場合
- 予算に制約がある状況
一方、Teamプラン（月額500ドル）は以下の場合に費用対効果が高くなります：
- 月に250 ACU以上（約62.5時間相当）使用する場合
- APIアクセスが必要な場合（CI/CD連携など）
- ACU単価が2.00ドル（Coreより約11%安価）で大量利用時に経済的
- 優先サポートが必要なチーム
目安として、「ACU消費の40%以上をJenkins代わりなど自動化タスクに使用するならTeamプランが得」という社内検証結果もあります。個人開発者は20ドルのCoreプランから始め、使用状況に応じて検討するのが賢明な選択といえるでしょう。
コメント