株式会社Mujin(ムジン)は2011年設立、東京都江東区に本社を置く産業用ロボット知能化のユニコーン企業です。日本を代表するディープテック・スタートアップの一社で、30カ国からの優秀な人材を擁するグローバル組織として世界市場で存在感を高めています。
ロボットコントローラへの特化
Mujin の最大のユニークポジションは、ロボット本体ではなく、ロボットを動かす「ロボットコントローラ」の開発に特化している点です。産業用ロボット分野で業界初めて実用化された「モーションプランニング」技術を武器に、物流・製造業のロボット自動化をリードしています。
ティーチングレスという革新
従来、産業用ロボットを動かすためには、エンジニアが事前に細かく動作を教え込む「ティーチング」作業が必要でした。Mujin はこの作業を不要にする「ティーチングレス」を実現。3Dセンサーで対象物体を自動認識し、ロボットコントローラが自律的に動作計画を立案し、対象物をピックアップできます。これにより、品目の頻繁な変更がある物流センターや、多品種少量生産の製造現場でも実用的なロボット自動化が可能になりました。
大手企業での導入実績
Mujin のコントローラは、トヨタ自動車、ファーストリテイリングなど、日本を代表する大手企業の物流センター・工場に導入されています。多品種対応のピッキング・搬送、鋳造バルブの大量ピッキング、繊細な布を扱うアパレル物流など、従来のロボットでは対応困難だった領域まで適用範囲を広げています。
ユニコーンへの成長
2024年には子会社「Mujin Japan」を設立し、日本市場向けの自動化エンジニアリングサービスを強化。2025年のシリーズD初期クローズでは総額364億円を調達し、企業価値は10億ドル(約1,500億円)を超えるユニコーン企業に成長しています。今後も国内外での導入拡大が見込まれています。
こんな企業におすすめ
物流センターの自動化、製造現場の多品種対応ロボット化、アパレルや食品など従来ロボット化が難しかった領域の自動化を検討している大企業に最適です。ロボット本体だけでなく、知能化されたロボット制御基盤を求める組織に特に強みを発揮します。