株式会社Empath は2017年10月設立、東京都渋谷区神宮前に本社を置く音声感情認識AI開発企業として立ち上がりました。代表取締役は下地貴司氏。日本発の音声感情認識スタートアップとして、海外ビジネスコンテストを席巻するなど、世界的な注目を集めた企業です。
独自の音声感情認識アプローチ
Empath のAIエンジンは、単に言葉の意味内容を分析するのではなく、話す速度・イントネーション・トーンといった「音声の物理的特徴」を機械学習することで感情を推定するという、ユニークなアプローチを取ります。数万の音声サンプルに基づくモデルは、「喜び」「平常」「怒り」「悲しみ」「エネルギー」の5指標で感情を判定します。
幅広い応用領域
Empath は、コールセンターでの顧客・オペレーター双方の感情リアルタイム解析、メンタルヘルスモニタリング、音楽出力の気分適応制御、公共空間での異変検知(争いや悲鳴の検出)、食品サンプリング時の気分変化解析など、多様な用途で活用されてきました。50カ国以上、4,300以上のユーザーで活用されており、ビジネスとしての実績も積み重ねています。
事業譲渡(2023年4月)
重要な経緯として、2023年4月に Empath の音声解析AI事業は、株式会社CAC(現在は Poetics)に事業譲渡されています。それ以降、音声感情認識AI「Empath」製品の提供主体は Poetics となっており、現在このプロダクトに関する問い合わせは Poetics への連絡が適切です。本エントリは、創業から現在までの歩みを含めた情報として残しています。
こんな企業におすすめ
コールセンターの品質改善、メンタルヘルス関連サービス、公共空間の安全監視など、音声から感情を読み取る必要がある領域での AI 活用を検討している組織に参考になる企業です。実際の導入検討時は、現在の提供主体である Poetics への連絡をご確認ください。