DeepEyeVision 株式会社(ディープアイビジョン)は、自治医科大学眼科学部門から生まれた医療AIスタートアップです。2016年5月に設立され、本社を栃木県下野市の自治医科大学眼科学講座内に置くという、大学発ベンチャーらしい立地です。東京オフィスも東京都文京区本郷に設けられています。
眼科という専門領域への特化
DeepEyeVision の事業は、眼科向け画像診断支援 AI と眼科向け遠隔読影サービスの提供に特化しています。多くの医療 AI 企業が「医療全般」や「画像診断全般」を標榜する中で、眼科という極めて専門性の高い領域に絞っている点が同社の大きな特徴です。自治医大眼科の研究・臨床ノウハウを直接活用できる強みを最大限に生かしています。
AI+専門医のハイブリッド診断フロー
同社のサービスでは、医療機関が眼底画像をクラウドシステムにアップロードすると、画像診断支援AI が一次解析を行い、その結果を同社と提携する大学眼科所属の読影医がチェックした上で、診断結果を医療機関に回答します。AI が「速さ」と「スケール」を担い、専門医が「最終判断の責任」を担うという分業構造は、医療AIが社会実装される上での理想形の一つです。
大手パートナーとの提携
2021年には、医療機器グローバル大手のシーメンスヘルスケアと提携し、同社の眼科画像AI診断支援サービスの国内展開を開始しました。大学発のスタートアップがグローバルメディカルデバイス企業とパートナーシップを組む稀有な事例で、日本の医療 AI ベンチャーの可能性を示しています。2021年以降は、緑内障診療の精度向上に向けた研究開発にも着手しており、AI.Accelerator にも採択されています。
こんな企業におすすめ
眼科クリニック・病院の眼科部門、健診センターで眼底画像の診断支援を必要とする組織、製薬・医療機器業界で眼科領域の AI 活用を検討している企業に適しています。