キヤノンマーケティングジャパン株式会社(キヤノンMJ)は、キヤノングループの国内における販売・サービス事業を担う大手事業会社です。東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード8060)。本社は東京都港区港南のキヤノンSタワー。カメラ・オフィス機器・医療機器・産業機器などのキヤノン製品の国内販売を中心に、近年は AI や画像解析技術を活用したソリューション事業へと事業領域を拡大しています。
2025年:多様なAI事業の展開
キヤノンMJは2025年に入り、AI・生成AIを活用した多くの新規事業を展開しています。AI model株式会社との協業では、幕張事業所に AI モデル撮影スタジオを設置し、アパレル企業の EC サイト向けクリエイティブ生成の事業化検証を開始しました。MODE,Inc. とは資本業務提携を締結し、IoT と生成AI を組み合わせた映像ソリューションを展開。現場 DX のための「生成AIとの対話を通じた現場状況の視覚的解析」を実現しています。
自社内実証からの社会実装
独自開発の食器認識AI エンジンを搭載した社員食堂自動精算サービスは、キヤノングループ44カ所の社員食堂で先行検証され、食器コスト85%削減という具体的成果を上げた後、2025年7月下旬から外部向けに提供開始されました。自社グループで実証してから外部提供するという、キヤノンMJならではの検証フローが特徴です。
インフラ点検AI「インスペクションEYE」
橋梁や建物外壁の点検を画像AIで効率化する「インスペクションEYE for インフラ Cloud Edition」をバージョンアップし、2025年11月27日から鋼材の塗膜剥がれ・腐食、建物外壁のひび割れなど、検知可能な変状を従来の5種類から12種類に拡大しました。大田区および東京科学大学と、こ線橋や横断歩道橋の点検作業効率化の有用性検証も実施しています。
こんな企業におすすめ
アパレル EC のクリエイティブ制作効率化、製造・食品業界の自動精算・品質管理、インフラ・建物の点検業務効率化、観光・商業施設のAI接客実験を検討している企業・自治体に適しています。