アイリス株式会社(Aillis Inc.)は2017年11月設立、東京都千代田区有楽町に本社を置く医療AIスタートアップです。創業者は沖山翔医師で、都市部と地方の両方の医療現場で働いた経験をもとに、地域医療格差の解決を目指して同社を立ち上げました。
AI搭載インフルエンザ検査医療機器「nodoca」
Aillis の主力プロダクト「nodoca(ノドカ)」は、AIを搭載したインフルエンザ検査医療機器です。専用カメラで撮影した咽頭画像と患者の問診情報を AI が解析することで、インフルエンザウイルス感染に特徴的な所見と症状を検出します。従来の抗原検査と異なり、のどを撮影するだけで判定できるため、患者の負担が少なく、医療現場の業務も効率化できます。
大規模な咽頭画像データベース
nodoca の AI アルゴリズムは、100以上の医療機関と1万人以上の患者の協力で収集された、50万枚を超える咽頭画像データベースを基に開発されています。この規模の医療画像データを国内で収集・構築することは容易ではなく、Aillis の医師ネットワークと信頼関係があってこそ可能になった独自資産です。
日本初の AI 新医療機器・保険適用
2022年4月26日、nodoca は AI 技術を用いた「新医療機器」として日本初の承認を取得しました。さらに2022年12月1日には、nodoca を用いたインフルエンザ診断の保険適用が開始され、新機能・新技術区分での AI 医療機器診断の保険適用は日本初の事例となりました。現在、nodoca は全国2,000以上の医療機関で導入されています。
こんな企業におすすめ
医療機関、製薬業界、医療機器メーカーで、AI を活用した感染症検査や画像診断の導入を検討している組織に参考となる存在です。医療AI分野での国内トップランナーの実装事例として注目に値します。